カスタマーハラスメント基本方針

カスタマーハラスメントに対する基本方針

株式会社キューネットワークス

1. 基本理念と方針の趣旨

弊社は、「安心で安定したIT基盤をすべての企業へ」という基本理念のもと、ネットワーク構築・サーバ運用・システム開発を中心としたインフラサービスを提供しています。お客様の業務を支えるITパートナーとして、企画から構築、運用サポートまでを一貫して担うことで、企業の事業継続性向上と高い満足度につながるサービス提供を目指しております。

しかしながら、近年、一部の顧客等において、過度な要求や無理な納期設定、契約範囲を超える業務の依頼といった事象が見受けられます。こうした社会通念を逸脱した行為は、従業員の尊厳を損ない、大きなストレスを生むだけでなく、健全な就業環境を脅かし、弊社の安定したサービス提供にも悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため弊社では、従業員が安心して業務に取り組める環境を守ることが顧客等に満足いただける良質なサービス提供につながるとの考えから、以下のとおり「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を定めます。

2. 弊社におけるカスタマーハラスメントの定義

カスタマーハラスメントとは、「顧客等から従業員に対して行われる著しい迷惑行為であり、従業員の就業環境を害するもの」と弊社では定義します。

以下のような行為が該当します（※あくまで一例であり、これに限られません）。

  • 契約内容を逸脱した要求
  • 不当または過剰な要求（合理性のないもの）
  • 暴力行為
  • 暴言、侮辱、誹謗中傷
  • 威嚇、脅迫
  • 従業員の人格を否定する発言、差別的な言動
  • 土下座の強要
  • 長時間の拘束
  • 社会通念上相当な範囲を超える対応の強要
  • 会社や従業員の信用を損なう情報や個人情報をSNS等へ投稿する行為
  • セクシャルハラスメント、SOGIハラスメント、その他ハラスメントやつきまとい行為

※「SOGI（ソジ）」：性的指向（Sexual Orientation）および性自認（Gender Identity）の略

3. カスタマーハラスメントへの社内対応

カスタマーハラスメントを受けた従業員の心身のケアを最優先に行います。

必要に応じて、従業員向けに、カスタマーハラスメントに関する知識や対処方法に関する研修を実施します。

専用の相談窓口を設け、必要に応じて警察・弁護士など外部の専門機関と連携した対応体制を整備します。

4. カスタマーハラスメントへの社外対応

問題解決にあたっては、まず合理的かつ冷静な話し合いを心がけます。

しかし、弊社がカスタマーハラスメントに該当すると判断した場合は、対応を中止し、今後のお取引をお断りすることがあります。

特に悪質なケースについては、警察や弁護士などの専門機関と連携し、法的措置を含めて毅然と対応いたします。

最後に

弊社は、すべての取引先と従業員が互いに尊重し合える関係を築くことを目指しています。ご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

制定日：2025年12月1日